2024-12-27
唾液の働き
虫歯予防に重要な唾液の働き
唾液が虫歯予防に大きな役割を果たしていることをご存じですか?また、歯の中には虫歯になりやすい部分となりにくい部分があることを知ると、予防に役立ちます。
唾液の重要な役割
唾液はお口を潤すだけでなく、食べかすやプラークを洗い流す、虫歯菌が生産する酸を中和する働きがあります。また、歯から溶け出したミネラル(脱灰)を再び歯に戻す「再石灰化」を促進する重要な役割も果たします。特に、フッ素が加わると、再石灰化はさらに効率的に行われます。
唾液の分泌場所と虫歯予防
唾液は耳下腺(上奥歯の頬側付近)、顎下腺、舌下腺(舌の裏側の根元付近)から多く分泌されます。これらの唾液がよく循環する部分の歯は虫歯になりにくい傾向があります。一方、唾液が行き届きにくい部分は汚れが溜まりやすく、虫歯になりやすいので、丁寧な歯磨きとフッ素の活用が欠かせません。
唾液分泌を増やす方法
唾液の分泌量は多いほど良いとされています。分泌量が少ない方は、キシリトール配合のガムやタブレットを活用すると良いでしょう。
歯磨きのポイント
歯磨きは毎食後が理想ですが、最低でも朝と就寝前に行いましょう。日本の市販歯磨き剤にはフッ素が最大1450ppm含まれるものがありますので、成人の方はこれを利用することをおすすめします。歯磨き後は、軽く吐き出す程度か、うがいは1回にとどめてフッ素を歯に残すのが理想です。
虫歯予防の基本を守りましょう
唾液の働きとフッ素の正しい使い方を身につけて、虫歯を防ぎましょう。詳しくは吉川美南デンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
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