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2025-09-26

エナメル質形成不全について

エナメル質形成不全とは、歯の表面を覆う「エナメル質」の形成が不完全で、質や量に異常が出る状態を指します。乳歯・永久歯のどちらにも起こり得ます。見た目や咬む機能、知覚過敏の原因となるため、早めの対応が重要です。

どんな症状が出る?

  • 歯の表面が白い斑点・黄褐色・茶色に見える
  • エナメル質が薄い・欠けやすい・ざらつく
  • 冷たい物で**しみる(知覚過敏)**ことがある
  • 咬む力により欠けたり割れたりしやすい

症状の出方は軽度〜重度まで幅があり、見た目の変化だけでなく、噛み合わせや歯の寿命に影響することがあります。

原因(考えられる要因)

  • 遺伝的要因:先天的な疾患(例:アメロジェネシス不全〈amelogenesis imperfecta〉)
  • 全身的要因(発育期の影響):妊娠中や乳幼児期の高熱、栄養障害、低体重出産、薬剤の影響など
  • 局所的要因:乳歯の外傷が永久歯胚に影響する場合など
  • その他:過剰なフッ素暴露によるフルオローシスは類似した色調変化を生じることがある(原因や対策は異なります)

診断

視診やエックス線検査、歯の感覚検査などで総合的に診断します。乳歯・永久歯の生え方や既往歴(幼少期の病気や外傷)を確認することも重要です。

治療とケアの選択肢

程度や部位、年齢によって適切な治療法が変わります。代表的な選択肢は以下の通りです。

  • フッ素塗布や再石灰化療法:軽度の変色や表面粗造の改善、知覚過敏の軽減に有効。
  • ホームケア(知覚過敏用歯磨剤など):日常のしみる症状を軽減します。
  • レジン充填(コンポジットレジン):見た目の改善や欠けた部分の補修に使います。
  • ラミネートベニア/クラウン(被せ物):大きく欠けている場合や審美性を重視する場合に検討。小児では乳歯用の被せ物(ステンレスクラウン等)を用いることもあります。
  • 定期的な管理:進行や二次虫歯のチェック、必要に応じた修復のタイミング調整が重要です。

特に小児の場合は、成長や歯の萌出状況を見ながら治療計画を立てる必要があります。場合によっては小児歯科専門医と連携します。

早めに受診すべきサイン

  • 歯が茶色や白く変色している
  • 冷たいものや甘いものに過度にしみる
  • 歯が欠けやすくなった、または表面がざらついている

気になる変化があれば早めに受診してください。早期の対応で治療の選択肢が広がり、歯を長く保つことにつながります。

吉川美南デンタルクリニックからのアドバイス

当院では、幼児の歯の状態や既往歴を丁寧に確認し、一人ひとりに合った保存的・審美的な治療計画をご提案します。小さなお子様の場合は成長に合わせた段階的な対応も行っていますので、まずは検診でのご相談をおすすめします。

エナメル質形成不全
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